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教育資金も時代に合わせて賢く準備しましょう!パート②

皆さんの人生を豊かにするお手伝いをしています
おかねの相談室 ファイナンシャルプランナーの氏家です。


前回、教育費を準備していくポイントをお話しました。今回は前回の続きで、なぜ学資保険の代わりに「米ドル建て終身保険」が選ばれるようになってきたのか?についてお伝えしていきます。




なぜ学資保険の代わりに「米ドル建て終身保険」が選ばれるようになったのか。
ポイントは「貯蓄性」と「死亡保障」が高いことです。

貯蓄性が高い

・日本の低金利が影響
保険会社が「契約者に約束する運用利回り」を予定利率といい、予定利率は高い方がより貯蓄性が高くなります。実は、予定利率は国債利回りと関係していて、国債利回りが高いと予定利率が高く、低いと予定利率も低くなります。


・日本とアメリカの国債利回りの比較
現在は日本より米国の方が国債利回りが高い状況です。
よって、円建ての学資保険に比べ、米ドル建て終身保険の方が予定利率が高くなり貯蓄性も高い状況です。
〔10年国債の利回り〕2018年11月20日時点
日本     0.098%
アメリカ   3.066%



死亡保障が高い

子育て中の夫婦にとって、親の万一時に備える保障もしっかり考えないといけませんね。
学資保険と米ドル建て終身保険を同じくらいの保険料で比べてみました。


〔条件〕契約者:30歳男性 保険料払込期間:10年

➀学資保険 満期金(死亡保障):250万 保険料19,875円/月(子供の年齢0歳で試算)
試算表➀600pix.jpg
※某保険会社の保険で試算


②米ドル建て終身保険 死亡保障:55,000米ドル
保険料:174.13米ドル/月(1米㌦=110円の場合 日本円で19,154円)
試算表②600pix.jpg
※某保険会社の保険で試算


➀の学資保険は契約者が死亡の際には保険料の払込みが免除され、満期時に満期金を受け取ることができます。よって死亡保障は「250万円」となります。

②の米ドル建て終身保険の死亡保障は55,000米㌦。日本円ではその時の為替レートにより変動しますが1米ドル=110円の場合「605万円」が死亡保障となります。

この結果から死亡保障の金額は学資保険に比べ米ドル建て終身保険の方が高いことが分かります。

また、貯蓄性を表す返戻率も米ドル建て終身保険が高いことが分かります。
【解約時18年の場合】
➀学資保険 104.80%   ②米ドル建て終身保険 110.18%




本当に教育資金を準備するのに「米ドル建て終身保険」は適した商品なのか?

為替リスクに注意

米ドル建て終身保険は貯蓄性が高く、万一時の保障もあり魅力ある商品ですが、気をつけなければいけない点が「為替リスク」です。

米ドル建て終身保険のような外貨建て商品の場合、為替相場の変動により受け取れる保険金や解約返戻金の円換算額が変動(増減)します。


よって、受け取りたい時期が決まっている子供の大学資金を米ドル建て終身保険で準備すると、下記のように為替リスクの影響によって受け取れる金額が少なくなる可能性があるため注意が必要です。


【解約時18年の場合】
学資保険 満期金 250万円
米ドル建て終身保険 解約返戻金 23,023.00米㌦
1米㌦=110円の場合 253万2,530円
1米㌦=100円の場合 230万2,300円




米ドル建て終身保険を選ぶことで得られる効果

為替の影響を考えると教育資金の準備を米ドル建て終身保険のみで備えることはお勧めできません。

しかし、為替リスクを考慮し教育資金を預貯金などでも対応できるように貯蓄しておけば、米ドル建て終身保険の効果が活きてきます。


「満期を決めない」米ドル建て終身保険は、長く続けることで解約返戻金はどんどん増えていきます。
運用期間が長ければ長いほど返戻率も上がっていくため、為替により損失が出る可能性も軽減されていきます。

大学進学時に解約しなければ、その後のお子さんの結婚援助資金、住宅ローンの繰り上げ返済、老後資金等に使うこともできるでしょう。




まとめ

昔は良いと言われていた学資保険も時代とともに変わっています。代わりに薦められることが多くなった米ドル建て終身保険は魅力的な商品ですが、為替リスクといった注意すべき点もあるため、教育資金は複数の手段を使って準備することをお薦めします。そのためには将来のライフプランを通して貯蓄計画を立てて慎重に選択することが必要です。気になった方は、「おかねの相談室」へ一度ご相談ください。





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