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住宅ローンを借りる場合のオススメな年齢は?「完済年齢」から考える!

自分らしいお金との付き合い方をサポートする!ファイナンシャルプランナーの嶋田大記です。

マイホーム購入を考えるときに「いつ買うか?」このタイミングに頭を悩ませる方が多いのではないでしょうか。

住宅ローンの金利や税制・補助金等の政策も後押しして外部環境的には今、「買い時」の時期が続いております。

ただ重要なのは『自分にとっての買い時』かどうかです。

今回は、「自分にとって買い時」を知るうえで重要となる「住宅ローンを借りる年齢」について説明していきたいと思います。




住宅ローンは「完済年齢」から考える!

誰でも住宅ローンを検討する際は「何歳で返済し終わるか?」について考えると思います。その中でも「定年までに返済を終わらせたい」と思う方がほとんどではないでしょうか?

私も住宅ローンの相談をお受けするときは、住宅ローンは「借りること」ではなく、「最後まで返済し続けること」が重要であるとお伝えしています。

最後まで返済し続けることをイメージすると、年金生活になっても住宅ローンが残っていることはお勧めできません。

そこでまずは、「定年までに住宅ローンを完済するには何歳で借りればよいか」を考えてみましょう!



「借りる年齢」「返済期間」「月々の返済額」の3つの要件の関係

例えば「3000万円の住宅ローン(金利1%)」を返済期間別に月々の返済額をシミュレーションしてみます。

【返済期間 35年】 月々の返済額  84,685円
【返済期間 30年】 月々の返済額  96,491円
【返済期間 25年】 月々の返済額 113,061円
【返済期間 20年】 月々の返済額 137,968円

返済期間が短くなるにつれ、月々の負担が大きくなることがわかります。



次に、定年(65歳)までに完済するとしたら何歳で借りれば良いか考えてみましょう。

借りる年齢30歳 【返済期間 35年】 月々の返済額  84,685円
借りる年齢35歳 【返済期間 30年】 月々の返済額  96,491円
借りる年齢40歳 【返済期間 25年】 月々の返済額 113,061円
借りる年齢45歳 【返済期間 20年】 月々の返済額 137,968円

ここで問題になってくるのが、借りる年齢が上がると月々の負担が大きくなってくることです。

年齢が上がるにつれて、お子様の教育費等の家計負担が大きくなってくる方が多いので、定年までに完済したいと思っても返済期間を短く設定することが難しいのも現状です。




定年までに完済するための計画的な繰り上げ返済のススメ!

そこで、定年後まで住宅ローンを残さないための対策として繰り上げ返済があります。

ここで私自身を例に繰り上げ返済について説明していきたいと思います。

私は34歳の時に「3200万円の住宅ローン」を利用して住宅を購入しました。
住宅ローンは月々の家計への負担を少なくするため「返済期間を35年で設定」しており、「69歳で完済」する契約となっています。

ただ、私も定年後まで住宅ローンを返済するのは避けたいため、「65歳で完済する繰り上げ返済」の計画をしております。

私の繰り上げ返済のプランは2つあります。
プラン➀ 10年後(44歳時)に一部繰り上げ返済をする
プラン② 65歳時に残りのローンをすべて返済する



プラン➀の場合は、
10年後に「300万円」を一部繰り上げ返済すれば、65歳時に住宅ローンは完済となります。


プラン②の場合は、
65歳時点で「350万円」繰り上げ返済すれば、その時点で完済となります。


繰り上げ返済は早めに行うことで効果が大きくなるため、同じ65歳に完済する計画でもプラン➀の方がプラン②よりも「50万円」お得になります。


一応、今のところはお得なプラン➀を実行するために計画的な貯蓄をしておりますが、プラン➀が難しかった場合でも、プラン②は必ず実行したいと考えております。




最後に・・・

今回は住宅ローンを定年までに完済するためのプランをメインに説明してきましたが、いかがでしたか?

ただ「自分にとっての家の買い時」は、完済年齢や損得だけではなく、将来のライフイベントによって変わってくると思います。

将来のライフイベントにかかるお金を把握して、安心して住宅ローンを返済していくためにも、私は「ライフプラン作成」を皆様にお勧めしております。

住宅の購入を検討していて、まだ「ライフプラン」を作成していない方がいましたら、気軽におかねの相談室までお問合せください。



あなたにとっての最適なプラン作成のお役に立てたら幸いです。

●あなたにあった最適な資産運用や保険の見直しのご相談はおまかせください!
嶋田 大記

ファイナンシャルプランナー

嶋田 大記(しまだ たいき)

住宅購入前の資金計画の相談や生命保険の見直し相談、資産運用設計相談などを中心に活動している。十分なカウンセリングをもとに、一般論ではなく相談者ひとりひとりのライフスタイルに合った精度の高いプランニングが好評。

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